はじめに
前回【転職先となる商社の社長との面談編】は、2022年1月に転職先となる商社の社長と計2回の面談を行った結果や、ヘッドハンターへ希望するポジションを伝えた様子等、記載しました。
今回は、ついに採用可否の連絡がヘッドハンターから来ますので、採用条件についてのやり取り~退職までの様子等、本テーマの最終回を発信します。
合否の結果
2024年1月下旬、合否の結果含め、ヘッドハンターより以下の通り連絡がありました。
・先方社長とも話をしまして、「是非ご入社頂きたい」との言葉をまずは頂いた。面談当日は本音で語り合って頂きましたし、その上で興味を持って下さるのであれば是非に、とのことでした。
・ポジションについても個々に裁量が与えられるため、「好き放題やっていい」とまではいかないが、希望される働き方は問題ないか思う。(念の為ここはもう少し掘り下げて社長と話しておく)
・並行して条件についても詰めたいので、以下書面を準備頂きたい。
☆履歴書
☆源泉徴収票
✓課税決定通知書 or 課税証明書
✓給与明細
✓賞与明細
✓賞罰及び健康状態に関する確認書(添付)
☆は特に優先して準備して欲しい。
自身の希望を伝えた上で、先方社長より採用を承諾頂けました。
まだ諸条件を詰めた上で採用条件通知書を頂いた訳ではありませんし、現職での退職交渉もしていないので、安心はできませんが、まずは嬉しかったです。
妻に速報しましたが、
①給与交渉をしっかり行い、家計に支障をきたさないこと。
②諸条件をしっかり詰めた後、現在の会社に退職願を出すこと。
を厳命されました。
ヘッドハンターには、これまで協力頂いたお礼の他、
・入社に向け、仕事後や有休消化の間に、会社の色々な事業部の方とお話させて頂き、私が汗をかける部分を見つけていきたい。
・家族にも納得してもらえるよう、条件面をしっかり詰めたい。
・連絡頂いた書類の準備を進める。
といった旨を返信し、書類の準備を進めます。
今後の入社までの流れを確認
ほぼ内定を頂いたので、今後の入社までの流れを以下の通り確認しました。
1.頂いた情報・これまでの面談内容から諸条件を先方と交渉
2.条件通知書を書面で作成
3.先方押印(これ以降の内定の取り消しは無し)
4.条件通知、内定承諾確認
5.先方へ承諾書(転職エージェント会社が発行)を提出(内定)
6.退職交渉準備(ヘッドハンターにてサポート)
7.退職交渉スタート
8.入社前手続き(本人 ⇔ 先方)
9.入社
内定に向けての条件交渉や、退職交渉等といった山場があるので、まだ気は抜けませんが、ヘッドハンターからアドバイスを頂きながら一歩ずつ進めました。
諸条件の交渉
一番大事な給与について、ヘッドハンターを介して交渉しました。
年収が大きく下がるのであれば諦めようかと思っていましたが、先方社長としては、「大手から来るのであれば、年収がダウンしたら来てくれないだろう」という考えだったようで、今年度の給与を保証頂ける契約となりました。
残業代が上限近くで付いていましたが、そちらも加味頂いた金額となります。
また、入社時期についても併せて交渉しましたが、こちらは有給消化等加味し、4月1日付での入社で決まりました。
揉めることなく給与交渉を終えることができました。
内定承諾に向け迷いが生じる
2月初め、諸条件が整い、採用条件通知書を間もなく提示頂くという段階で、本当に転職すべきなのか、最後に迷いが生じましたので、ヘッドハンターへ相談し、以下の通りやり取りを行います。
・先方社長より入社を快諾頂いた旨大変ありがたいが、これまでのやり取りや面談でどの辺りを評価頂き、どのような分野で活躍することをイメージされて採用頂けたのか?
⇒ 営業として真面目な姿勢、数々の異動を経験してもそれぞれで活躍された実績や知識の広さ、そして前回食事の際にお話し頂いた、良い意味での好奇心旺盛さ等を評価頂いている。
「何度か採用に失敗もあったが、○○さんは活躍しそうだ」 と仰って頂いている。
・先日の会食時に、「年間ノルマ〇千万円」ということを伺ったが、どのように数字を作っていくべきか正直イメージが湧かない。「話し合いで決めていくことで問題無いのでは?」とコメント頂いたが、もし先方社長がこれまでのやり取りの中で、 「こういう仕事を与えたい」という考えがあれば伺いたい。
⇒ まずは輸入機械をはじめとする、単価が高く、これまでの経験とそこまで遠くない領域にて売上を作っていくのが良いのではと仰っている。入社前に顧客リストの共有等もするし、まずは社長直下でどれを・どこに売るか考えていこうともコメントがある。
・エコ事業・ノンアルコール事業にも興味があるが、これだけでは数字のノルマを達成するのは厳しいと思う。輸入製品の販売等未経験につき、チャンスは二度と無いでしょうが、先ずは現職で海外製品を扱う部門へ部署移動し、自信を付けるということも一つの選択肢かと悩んでいる。
⇒ 不安はごもっとも。私もこちらの転職エージェントに入社する際は、「スカウトとは何か?人材紹介と何が違うのか?」等、分からないことだらけでした。
しかし、ここで断ったらもう二度とこのチャンスは無い、という思いが上回り飛び込みました。
結果として、その思いがあったからこそ入社序盤はがむしゃらに知識習得に務め、2年以内に昇進+大幅昇給を果たすことが出来た。
その不安はチャレンジにはつきもので、むしろ向き合っているからこそプラスに転じるとも思えます。これまでの社内異動等でも、1年研修をして、ということは無かったと思います。決まってから色々と考え、試行錯誤し、挑戦した結果の今ではないでしょうか。
・「入社時点で取扱いの輸入機械の専門家はいなかった」ということだが、皆担当業務を通じ勉強されたのか?もしくは、社内で教えて頂き学んでいくものか?
⇒ 基本的には営業同行等で吸収していくのがメイン。また、技術の専門家(70代顧問の方等)からレクチャーを受けることも可能。
・英語を使う業務から離れているので、入社前に英会話教室へ短期集中で通う予定。もし語学学習に関連する補助が有る場合、内定者でも補助頂けるようでしたら申請させて頂きたいが、そのような制度はあるか?
⇒ 確認する。当社経由で入社の○○さんは英語が「全く話せない」状態から入社しましたが、社内に外国人の方がおり、定期的に英語の授業を開いてくれたと聞いている。
※確認の結果、補助としては無いものの、アメリカ人・英語が堪能な韓国人が在籍しているので、彼らに教わって欲しいとのこと。
・大詰めの段階ですみませんが、人生であまり無い重要な判断の時期と感じますので、慎重に対応させて欲しい。
⇒ 先方の人材募集要項にもございます、
1. 夢がある人:本当に実現できると信じる夢を持ち続ける人。
2. また、その夢を実現する実行力のある人。
3. 常に好奇心を持つ人。誰もやったことのない新しいものに関心を持つ人。
4. 挑戦する人:失敗を恐れず行動に移すことができる人。“百考は一行に如かず”
5. 国際性のある人:日本ではなく、世界に注目する人。
6. 体力及び精神力に自信のある人。
7. “Stay Foolish!”な人。
8. 配慮する人: Win-Winを目指せる人、そして、Total Winを目指せる人。
に○○様は見事合致する方だと存じております。是非とも○○社で、そして○○様のためにも判断頂きたい。
全ての不安な点・疑問点に丁寧に答えて頂き、非常に勇気付けられ、入社するイメージが少しずつ湧いてきました。
採用条件通知書が届く
2022年2月上旬、先方社長押印済の内定通知書兼採用条件通知書が発行されたとのことで、ヘッドハンターより先ずはデータで頂きました。
主なチェックポイントは以下の通りです。
〇所属部署・役職・従事すべき業務の内容
私の場合は、営業部・課長・機械販売営業でした。待遇面から課長(マネージャー)職とする必要があったのか聞きませんでしたが、会社の規模は違えど、現職の主任から課長になりました。
〇勤務時間に関する事項
定時は9:00~18:00。現職より+45分ですが、通勤時間が短くなりますので、そこまで気になりませんでしたし、社長からは、「30分前位に来ている人が多い」ということでしたので、私も8:30過ぎくらいには出社するようにしました。
〇給与手当
(1)月額給与内訳
支給額内訳を確認。①基本給 ②役職手当 ③食事手当で構成されていました。私は課長職なので、基本的に残業代はつかず、22時以降の残業代のみ支給されていました。
(2)理論年収・直近年収実績
ヘッドハンター経由で現在の収入に係る情報を提示していましたが、そちらを踏まえた直近年収実績から、月額・賞与の金額を計算し、直近年収+αの理論年収となっておりました。
内容としては問題無かったので、こちらの内容でオファーを受け入れることにしますが、ヘッドハンターへ内容承諾のメール返信をする前は、今でもはっきり覚えていますが、「本当に大丈夫だろうか、失敗したらどうしよう」と一瞬不安がよぎり頭が真っ白になり手が震えましたが、転職活動を始めて約3年4ヶ月、試行錯誤を繰り返し、自身で考えられるベストを尽くし、理想とするポジションのオファーを頂いているので、「同じチャンスは2度と来ない。ここで蹴ったら状況は絶対変わらない」ということで自分を奮い立たせ、受け入れる連絡をしました。
上司へ退職の意思を伝える
人事異動の発表時期が迫っており、1秒でも早く退職の旨を伝えた方が良いと思いましたので、内定を受諾した翌朝一番、部長へ伝えました。さすがに伝える前は緊張しました。
転職を考えていることは社内には誰一人言っていませんでしたし、かなりの案件・数字を抱えている中でしたので、部長にはがっかりされましたが、一旦預かって頂きます。
色々と迷惑をかけたこともあり、当時の部長(現在も同じ部署の部長)には、出戻り後の飲み会の席で、「恨んでいた時期もあった」と言われました。
一応稼ぎ頭であった社員がいきなり抜けること等を考えると、そのように思われても仕方がないことなので、ここは割り切って、出戻り後の現在の業務を頑張り、会社に貢献し認めて頂くしか無いかなと考えています。
その後、人事部長より呼び出しがあり、「通常退職者への引き留めは行わないが、君に抜けられるのは非常に困るので、社長からも直々に話をして頂くので、社長室へ来て欲しい」ということで、社長室へ人事部長と行くことに。
社長室に入ったのは初めてで少し緊張しましたが、
・将来的に経営者を目指している中で、経営者の近くで仕事ができるポジションを頂けており、現職では経験できないような幅広い経験ができたり、知識を得られる可能性が有る。
・新卒で入社し色々経験させて頂き大変お世話になり、ある程度の地位を築けているかもしれないが、挑戦したい気持ちが強く、このチャンスを逃して後悔したくない。
等々思いを伝えましたところ理解頂き、「意志が固いのは分かった。今後、人材が流動的になる時代になると思うので、ウチから出向のつもりで頑張ってみたら」とコメントを頂きます。
結果的に、この言葉を頂けたおかげで、2年後の復職(出戻り)に繋がります。
当時は現在より収益面で苦戦していた時期でしたので、上場企業の社長が小さく見え、資本金の規模は約600分の一ですが、転職先の社長は活き活きとして輝いて見えたという記憶があります。
しかし、ここから2年後に過去最高益を出す現職の社長も名経営者ということだと思います。
ヘッドハンターへ退職交渉をした結果を伝えましたところ、以下の通り返信がありました。
⇒ 行動の速さ、交渉力、流石です。ここがスムーズに進められる方は、交渉力に長けていたり、事前にしっかりリスクヘッジが出来ている方である証明だと思う。
無事に入社すること、その先のキャリアまで支援するので、引き続き手続きや交渉でもし困ったことがあれば、遠慮なく相談して欲しい。
人事部長には普段の業務や労働組合委員長の際のパフォーマンスを評価して頂いており、社長にも掛け合って頂いたようなので、とても身が引き締まる思いでしたが、退職交渉もスムーズに終えました。
退職届の提出~入社までの準備を開始する
退職が了承される見通しとなったので、退職届を用意します。
退職届は会社の規定フォームがあるので、プリントアウトして、署名と捺印をしました。
封筒は、家には郵便番号の枠が入った物しか無かったので、百均で郵便番号の枠が無い物を購入し、『退職届』と筆ペンで書き、部長へ提出しました。
一生に一度かなと思いましたが、結局2年で2回書くことになりました。
これ以降の2月、現職で引継ぎを行ったり、オンラインのマンツーマン指導の英会話を受講したり、転職先で扱っている機械をホームページ等で勉強しながら過ごします。
私の退職によって、残ったメンバーの負担が増えるのを最小限にしたかったので、3月も有給はあまり消化できませんでしたが、入社前に先方社長への面談を申し入れていましたので、合間で転職先の商社が出展している展示会の見学に2度行きました。
輸入飲料・輸入機械の各事業部のメンバーへ挨拶をしたり、取り扱っている製品の説明を受けました。また、夜の会食に参加し、主要メンバーへの挨拶もできました。
現職には転職先を告げませんでしたが、機械の展示会の際、ブースの近辺で現在は支店へ異動した、仲が良かった同期に鉢合わせてしまいました。多分バレていなかったと思いますが、非常に焦りました。
退職関連の書類
3月下旬、最終出社日が近づいた頃、会社より退職関連の書類を受領した中で、「秘密保持に関する誓約書」というものがありました。
転職先は輸入機械がメインであり、現職で取り扱っている製品と競業するものはほとんど無く問題無いとは思いましたが、念の為ヘッドハンターへ相談し、内容を確認頂き、以下の通り見解を頂きました。
⇒ 弊社としての見解ですが、「サインしないこと」をやはり推奨します。あくまでも自己責任になってしまうので、もしサインをして何か有ったとしても、弊社では力になれないため。
もしどうしてもサインが必要な場合であっても、第四条の「競業避止」については条項削除を依頼してみて下さい。
競業か競業でないかはいかようにも判断できることなので、基本的に競業避止に関しては削除をお願いすべき。今回は競業ではないので、堂々と依頼されるのが良いと思う。
一筆により、向こう2年のキャリアに縛りをかけることはリスクでしかない。もっと言えば、民法の職業選択の自由の観点から、本紙内容は大丈夫なのか、とさえ思うので、まずは相談してみて下さい。
その後、人事部長と内容の認識合わせを行い、納得してサインし、最終出社日を迎えました。
最後の有給休暇で家族を石垣島・西表島へ連れて行き、4月1日を迎えることになります。
前日には、朝の電車の混み具合や、翌日スムーズに出社できるよう、経路確認を行いました。
内定後迷いに迷って決断をした方の声
私のように、内定が出た後迷いに迷って決断をした方の声を調べてみました。
転職希望者の迷い。「内定いただけたらココ行きたいです!」とずっと言っていた会社に内定が出ても迷う!理由は外的要因(人に何か言われた)がほとんど。私はアドバイスはアドバイスとして受け止めつつ、最後は自分で考えて決断できるようそっとサポート。後悔なくすには自分で決断するしかない。
— あやな@ドゥーファのホワイトな転職伴走者 (@dofa_ayana) August 16, 2023
私も行きたい会社から内定が出ても迷いましたが、ヘッドハンターへ自分が納得するまで相談し、自分で転職を決断したおかげで、結局は出戻りしますが、後悔しなくて済みました。
正直なところ転職してから残業は増えた。
— レンチ@転職で"変える"人生 (@monkey_wrench19) August 27, 2024
最初はかなり抵抗があったし、内定時も迷いはした。けどそこまで不満がないのは、応募の時点から残業があるのはわかってたし、何より基本給が上がったことで残業代が高くなったから。
それでも定時で帰るのは諦めたくない。
私も厳しい社長であることは面談時から想像できており、休日出勤等も何となく予想はしておりましたが、後悔が無いのは、口コミ等の情報やヘッドハンター・社長とやり取りした結果等を総合的に判断し、それでも飛び込んでみようと自身で決断できたからだと思います。
実は最近、転職せざるを得ないような問題が起こり転職活動もして即同業所で内定をいただいたものの条件その他諸々で迷いに迷い吐きそうなほど迷い考えまくった末、今の上司の下でまだ頑張りたいと思いお断りしました。問題は解決してないけどもうちょっと今の職場で頑張りつつ今後のことを考えます💦
— ドーラ@上場経理部 (@inoukyouka) December 17, 2021
私も目の前の安定した職を捨てて飛び込む決断をするにあたり、目の前が真っ白になり、パソコンの前でしばらく固まりました。。
悩み抜いた結果、まだ現職で頑張りたいという決断をされたのであれば、これまで以上に頑張れると思うので、ご本人にとっては良い決断をされたのではないかと思います。
まとめ
今回は、採用可否の連絡がヘッドハンターから来ましたので、採用条件についてのやり取りを行い、入社の決意を固め、退職に向け準備を進めた様子等、本テーマの最終回を記載しました。
・採用されたポイント
・どのような仕事を入社後に行うか
・求める人物像に合致していた
等、ヘッドハンターとのやり取りの中で自身の不安な点・疑問点が解消されてきて、入社への決意を固め、慣れ親しんだ会社を去り、新しい挑戦を始める準備が整いました。
今回ヘッドハンターを介して転職しましたが、内定前の各種交渉~退職交渉のフォローや、入社後も定期的に連絡を頂いたりと、フォローがかなり手厚かったので、初めての転職の中で、非常に心強く満足しました。(私とヘッドハンターとの間は完全に無料でした)
別途転職先での2年間~出戻りする様子も発信しますが、転職先では良い時も悪い時も経験することができ、人生の経験の幅がかなり広がりましたので、キツかったですが、希望する仕事もでき、後悔はしていません。
やはり自身で試行錯誤しながら転職先を見つけ、がむしゃらに挑戦した結果は何物にも代えがたく、厚みが増したかなと思います。
また長くなってしまいましたが、私の転職活動の様子が、少しでも読んで頂いた方の参考になれば幸いです。
期間をおいて、ワンマンオーナー社長に2年間必死で付いていった、転職先での様子等、発信します。
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