35歳専門商社マンの転職活動|転職を考えた理由から求人選びまで

転職~出戻り体験記

はじめに

私は2009年4月に、機械系専門商社へ新卒で入社しました。

国内営業、台湾駐在、大手重工メーカーへの出向などを経験した後、2022年4月に別の専門商社へ転職しました。その後、2024年4月に新卒で入社した会社へ復職しています。

いわゆる「出戻り転職」です。

ただし、転職を初めて意識してから実際に転職するまでには、約3年4か月かかりました。

転職を考え始めた当初は、

  • 本当に今の会社を辞めるべきか
  • 自分の経験は他社でも通用するのか
  • どの業界や職種を選ぶべきか
  • 現在の年収を維持できるのか

といったことが明確になっていませんでした。

そこで、まず転職エージェントへ相談し、職務経歴書を作り、さまざまな求人を比較するところから始めました。

本記事では、私が転職を考えた理由から、転職エージェントとの初面談、職務経歴書の作成、求人の比較、スカウト型転職サイトの活用までを、実体験に基づいて紹介します。

この記事で分かること

本記事でお伝えする内容は次のとおりです。

  1. 私が35歳で転職を考えた理由
  2. 転職活動を始める前に整理したこと
  3. 転職エージェントとの初回面談の内容
  4. 初めて職務経歴書を作成した方法
  5. 実際に紹介された求人の業界
  6. 求人票を比較した12の項目
  7. スカウト型転職サイトで市場価値を確認した方法
  8. 転職活動の最初に決めておくべきこと

私が転職を考えるまでの経歴

2009年に機械系専門商社へ入社

私は2009年4月に、本社を東京都内に置く機械系専門商社へ新卒で入社しました。

主な仕事内容は、各種プラントで使用される機械・設備の販売と、納入後のアフターサービスです。

担当してきた顧客には、

  • 化学会社
  • エネルギー会社
  • 電力会社
  • 食品・飲料会社

などがあります。

取引先メーカーも、資本金1,000万円規模の中小企業から、日本を代表する重工メーカーまで多岐にわたりました。

専門商社で働く中で、顧客とメーカーの間に立ち、価格、技術仕様、納期、工事内容などを調整する経験を積みました。

台湾駐在とメーカー出向を経験

2013年4月から2015年3月までは、社内の海外研修派遣制度を利用して、台湾の台北支店へ駐在しました。

帰国直後の2015年4月からは、取引先である大手重工メーカーへ2年間出向しました。

出向先では、商社とは異なるメーカー側の仕事の進め方や、大型案件における社内調整、原価管理などを学びました。

当初の予定期間が終了する際には延長の打診もいただきましたが、2017年3月に出向を終え、元の専門商社へ戻りました。

35歳で転職を考えた理由

月120時間を超える残業が転機になった

転職について考え始める大きなきっかけになったのが、2017年4月以降に担当した案件です。

業務上の難しい判断を求められる案件を担当し、残業が続きました。

特に2018年3月は、月の残業時間が120時間を超えました。土日もほとんど休めず、「今日は寝ないと倒れる」と考えて帰宅した日もありました。

その案件を後任者へ引き継ぎ、少し時間ができたときに、以前先輩から言われた言葉を思い出しました。

自分の市場価値を、どこかで確認した方がよい。

当時の会社に対して、給与や待遇、評価面で大きな不満があったわけではありません。

一方で、

このまま一生、同じ会社で働き続けてよいのだろうか。

という漠然とした不安がありました。

そこで2018年秋頃から、転職について調べ始めました。

転職活動を始める前に考えたこと

当時の私は、すぐに会社を辞めたいわけではありませんでした。

まず確認したかったのは次の点です。

  • 自分の経験が転職市場で評価されるのか
  • どのような業界や職種へ転職できるのか
  • 転職によってキャリアアップできるのか
  • 現在の年収を維持できるのか
  • 今の会社に残る選択肢と比べて、転職する価値があるのか

転職サイトを調べると、主に次の3つの活動方法があることが分かりました。

  1. 転職サイトで自分から求人を探す
  2. 転職エージェントや企業からスカウトを受ける
  3. ハローワークなどの公的サービスを利用する

私は、自分の市場価値と転職できる可能性を確認するため、まず転職エージェントへ相談する方法を選びました。

転職エージェントへ初めて相談

リクルートキャリア(現:リクルートエージェント)へ登録

2018年11月、まずは自分の市場価値や転職の可能性を確認するため、リクルートキャリア(現:リクルートエージェント)へ登録しました。

当時の私は、「今すぐ会社を辞めたい」という状態ではなく、

  • そもそも転職すべきなのか。
  • これまでの専門商社での経験が他社でも評価されるのかを確認したい。

という段階でした。

転職活動そのものが初めてだったため、職務経歴書の書き方から求人の見方まで、一から確認するところから私の転職活動は始まりました。

初回面談前の事前質問への回答内容

登録後、キャリアアドバイザーとの面談を申し込み、これまでの職務経験や転職を考え始めた理由、希望する年収、今後のキャリアについて相談することにしました。

初回面談前に、主に次の内容について事前に質問がありました。

  • 自分の長所や持ち味
  • 仕事をする上で譲れない価値観
  • 面談で相談したいこと
  • 転職を検討している理由
  • 希望する転職時期
  • 転職によって実現したいこと

面談で相談したい内容として、次の2点を回答しました。

  1. 現在の状況で転職すべきか。
  2. 職務経歴書など、必要書類の作成方法を教えて欲しい。

転職を検討している理由には、

  • キャリアアップ
  • スキルアップ
  • 会社の将来性への不安
  • 自分の市場価値の確認
  • 自分に合う仕事の確認

を挙げました。

また、転職によって実現したいことは、

  1. キャリア・スキルアップ
  2. 現在の年収を維持すること

としました。

この時点では、年収を下げてまで転職する意思はありませんでした。

キャリアアドバイザーとの面談

面談では、事前に回答した内容をもとに、転職理由や希望条件について話しました。

ただし、私は転職を考え始めたばかりで、明確な志望業界や職種が決まっていませんでした。

そのため、キャリアアドバイザーからは、

「転職したい理由がまだ明確ではありません。最終的にどうしたいのでしょうか?」

という趣旨の指摘も受けました。

最終的には、すぐに応募を始めるのではなく、私の職務経験に合いそうな求人を紹介してもらい、

  • どの求人に興味を持ったか
  • どの条件が希望と合わなかったか
  • どのような仕事なら挑戦したいか

をフィードバックしながら方向性を絞ることになりました。

最初から転職の軸が明確でなくても、実際の求人を見ることで、自分が求めている条件が少しずつ見えてきました。

初めて職務経歴書を作成

求人を紹介してもらうため、初めて職務経歴書を作成しました。

私が記載した主な項目は次のとおりです。

  • 入社後の職務要約
  • これまでの職務経歴
  • 活かせる経験・知識・技術
  • 保有資格
  • 自己PR

初回は転職エージェントが用意しているフォーマットと記入例を参考にしたため、作成そのものは難しくありませんでした。

ただし、転職活動を続ける中で、職務経歴書は何度も見直しました。

初めて職務経歴書を作成した際に特に苦労した点

私が初めて職務経歴書を作成した際に特に苦労したのは、これまで経験してきた業務を、採用担当者に分かりやすく伝えることでした。

専門商社では、顧客への営業活動だけでなく、

  • 仕入先メーカーとの価格・納期交渉
  • 社内外の関係者との調整
  • トラブル対応

など、仕事の範囲が非常に広くなります。

最初は「○○社を担当」「○○設備を販売」といった担当業務を中心に書いていましたが、それだけでは自分が何を考え、どのように行動し、どのような成果を上げたのかが十分に伝わりません。

そこで、

  • どのような課題があったのか。
  • その課題に対して自分がどのように行動したのか。
  • その結果、どのような成果につながったのか。
  • その経験を転職先でどのように活かせるのか。

を意識して書き直しました。

例えば、新人時代に担当した中国の新設プラント向け案件では、単に「海外向け機器輸出案件を担当」と書くのではなく、

「顧客との継続的な関係構築から設備投資情報を早期に入手し、メーカーと連携して提案を進め、約690万USドルの受注につなげた」

というように、行動と成果が分かる形で整理しました。

職務経歴書を作る過程は、単に転職活動のための書類を作るだけではなく、これまでの会社員人生で「自分は何をしてきたのか」「自分の強みは何なのか」を棚卸しする機会にもなりました。

実際に紹介された求人

転職エージェントからは、想像していた以上に幅広い求人を紹介されました。

主な業界は次のとおりです。

  • 専門商社
  • 機械・電機メーカー
  • コンサルティング会社
  • IT・インターネット企業
  • 電力などのインフラ企業
  • 化学メーカー

専門商社以外では、発電プラント関連、鉄道設備、精密機器、工場のデジタル化支援、リスクコンサルティングなどの求人がありました。

求人を見る前は、自分の経験が活かせるのは専門商社だけだと思っていました。

しかし求人票を確認すると、

  • 大手企業への法人営業
  • プラント設備の提案
  • 社内外の関係者との調整
  • プロジェクト型営業
  • 顧客課題に対するソリューション提案
  • 台湾駐在で培った語学・海外経験

などは、商社以外でも評価される可能性があることが分かりました。

希望する業界と職種を絞り込む

絞り込みに際しては、先ず紹介された求人を業界ごとに分け、Wordで一覧化しました。

最初に候補としたのは次の4分野です。

  1. 商社
  2. メーカー
  3. 投資・コンサルティング
  4. インフラ

それぞれを候補にした理由は次のとおりです。

1.商社

これまでの経験を最も活かしやすく、即戦力として働ける可能性が高いと考えました。
取扱商材や顧客業界を変えることで、仕事と知識の幅を広げられる可能性もあります。

2.メーカー

大手重工メーカーへの出向経験があったため、自分が価値を感じる製品を持つメーカーであれば、商社とは異なる立場から営業に挑戦したいと思いました。

3.コンサルティング

専門商社で、顧客の課題を把握し、メーカーや技術者を巻き込みながら解決する仕事にやりがいを感じていました。

その経験を活かし、より多くの企業の問題解決に携わることにも興味を持ちました。

4.インフラ

発電所やエネルギー関連設備を取り扱った経験を活かせる求人があり、これまでのキャリアとの親和性が高いと考えました。

求人票を比較した12の項目

求人票は、会社名と年収だけで判断しませんでした。

私は求人ごとに、次の12項目をWordへ整理しました。

① 紹介会社・担当者

どの転職エージェント、ヘッドハンターから紹介された求人なのかを記録しました。

② 本社所在地

将来的な転勤や単身赴任の可能性も考え、本社所在地を確認しました。

③ 勤務地

最寄り駅と通勤時間を調べ、現在の通勤時間と比較しました。

④ 年収

私は年収を下げてまで転職する考えがなかったため、現在の年収との比較を重視しました。

⑤ 残業手当

残業手当の有無、固定残業代制かどうか、固定残業時間が何時間に設定されているかを確認しました

⑥ 就業時間

所定労働時間と休憩時間を確認し、現在の会社より勤務時間が長くなるかを比較しました。

⑦ 事業内容

会社全体がどのような事業を行い、今後どこへ成長しようとしているのかを整理しました。

⑧ 業務内容

入社後に担当する業務を想定でまとめ、自分の経験を活かせるか、希望するキャリアにつながるかを確認しました。

⑨ 必要な経験・能力

法人営業経験、プロジェクト営業、語学力など、自分が応募条件を満たしているか確認しました。

⑩ 求める人物像

企業が求める人物像と、自分の強みや価値観が合っているかを比較しました。

⑪ 研修・福利厚生

研修制度、休暇、自己研鑽支援、育児支援などを確認しました。

⑫ 口コミ

求人票や企業ホームページだけでは分からない職場の実態を確認するため、OpenWork・転職会議・エン カイシャの評判などの口コミサイトを参考にしながら、社風、中途入社者の働きやすさ、残業、経営陣への評価などを確認しました。

口コミは退職者の主観も含むため、すべてを鵜呑みにはしませんでした。

ただし、複数の口コミで同じ問題が指摘されている場合は、面接や面談で確認すべき項目として記録しました。

求人選びで特に重視した4つのポイント

12項目を確認した後、最終的には次の4つを重視して候補を絞りました。

① これまでの経験を活かせるか

  • 法人営業
  • 既存顧客の深耕
  • 機械・設備販売
  • アフターサービス
  • プロジェクト型営業
  • メーカーや技術部門との調整

といった経験を活かせるかを確認しました。

② 興味を持って取り組める仕事か

条件が良くても、仕事内容に興味を持てなければ長く続けられません。

自分がその事業や製品に価値を感じられるかを重視しました。

③ 求める人物像と自分が合っているか

特に、

  • 立場の異なる関係者と信頼関係を築ける
  • 粘り強く課題解決に取り組める
  • 主体的に学び行動できる
  • 顧客にとっての最善を考えられる

という人物像が示されている企業に関心を持ちました。

④ 必要な経験・能力を満たしているか

応募条件を満たしているかだけでなく、入社後に成果を再現できるかまで考えました。

未経験業界への興味はありましたが、年齢やこれまでの専門性を踏まえると、経験を活かせる商社やメーカーの方が採用可能性は高いと分かりました。

スカウト型転職サイトにも登録

転職エージェントとの面談や求人比較と並行して、スカウト型転職サイトにも登録しました。

実際に登録したのは、

です。

登録した職務情報は次のとおりです。

  • 基本情報
  • 希望職種・業界・勤務地
  • 希望年収
  • 職務要約
  • 職務経歴
  • 語学力と海外経験
  • 保有資格
  • 活かせる経験・スキル
  • 自己PR
  • 転職活動のスタンス

自己PRでは、

  • コツコツ粘り強く努力する力
  • 新しい環境へ適応する力

を、学生時代の経験や実際の仕事の成果と併せて記載しました。

また転職活動のスタンスとして、

現在の代理店営業に限定せず、これまでの経験を活かして、どのようなキャリアの可能性があるか確認したい。

という考えを率直に書きました。

届いたスカウトから分かった自分の市場価値

スカウト型転職サイトへ登録すると、主に次の業界から連絡をもらいました。

  • 商社
  • 機械メーカー
  • インフラ関連企業
  • 外資系設備メーカー
  • エネルギー関連企業

この結果から、私の転職市場で評価されやすい経験は、

  • 機械・設備の法人営業
  • 大手企業との取引経験
  • プラント関連の案件経験
  • 台湾駐在経験
  • メーカー出向経験
  • 英語・中国語
  • 顧客とメーカーの間に立つ調整力

だと分かりました。

未経験の分野へ挑戦する可能性を探しつつ、自分の経験を活かせる業界も客観的に確認できたことが、スカウト型転職サイトへ登録した大きなメリットでした。

転職サイトとエージェントを使って感じたこと

転職するか決めていなくても相談できる

転職サービスへ登録したからといって、必ず転職する必要はありません。

私自身、最初は今すぐ転職するつもりではなく、市場価値とキャリアアップの可能性を知ることが目的でした。

職務経歴書を作ることで経験を整理できる

職務経歴書を作成すると、自分が当たり前だと思っていた経験が他社で評価される可能性に気づけます。

一方で、自分が不足しているスキルも分かるので、自身のキャリアの棚卸しができました。

求人比較によって転職の軸が見えてくる

最初から明確な転職の軸を持っている人ばかりではありません。

複数の求人を比較し、

  • 興味があるもの
  • 興味を持てないもの
  • 譲れない条件
  • 妥協できる条件

を整理することで、方向性が少しずつ明確になるので、焦らずに絞り込んでいけば良いと思います。

スカウトの数だけで判断しない

スカウトが届いても、自分の希望条件と合うとは限りません。

件数よりも、職務経歴をしっかり読み込んだ上でのスカウトかを確認することが重要です。

あまり読み込んでおらずに送付していると思われるスカウトもありました。

そのため私はスカウトの件数だけを見るのではなく、

  • どの業界から声が掛かったのか。
  • 自分のどの経験が評価されたのか。
  • 希望する仕事内容と合っているか。
  • 希望年収を満たしているか。
  • これまでの経験を活かせる仕事か。

という点を確認していました。

職務経歴をしっかり読み込んだ上でのスカウトであれば、「自身のどの経験を考慮してのスカウトか」といったことが明記されています。

35歳の転職活動で最初に決めておきたいこと

私の経験から、転職活動を始める前に次の点を決めておくことをおすすめします。

1.本当に転職しなければならないのか

現職に残ることも含めて比較します。

「転職活動をすること」と「転職すること」は別です。

海外を含む部署異動や社内の制度などを利用して自身の望むキャリアアップができるのであれば、踏み止まることも必要だと思います。

2.年収をどこまで重視するか

年収を上げたいのか、維持したいのか、多少下がっても仕事内容を優先するのかを考えます。

転職する以上、「できれば年収を上げたい」と考えるのは自然なことです。

しかし、年収の高い会社には、それだけ高い成果や責任を求められる場合もあります。

年収だけを追い求めるのではなく、「その年収を得るために何を求められる会社なのか」まで確認することが必要だと思います。

3.どの経験を活かしたいのか

これまでの経験を全て捨てて未経験分野へ進むのか、経験を土台に仕事の幅を広げるのかを整理します。

転職では、「これまでとは全く違う仕事に挑戦したい」と考えることもあると思います。

私自身も転職活動を始めた当初は、専門商社だけに絞らず、メーカーやコンサルティング会社など、これまでとは異なる業界・職種も候補として検討していました。

新しい分野へ挑戦すること自体は、決して悪いことではありません。

ただし、年齢が上がるほど、完全な未経験分野への転職には相応の覚悟が必要だと私は感じています。

もちろん年齢にかかわらず未経験分野への挑戦は可能です。

ただ、特に30代以降で転職するのであれば、「やってみたい」という気持ちだけではなく、これまでの経験との接点と、未経験部分をどう補うのかまで考えてから選択することをおススメします。

4.家族や生活への影響

勤務地、転勤、残業、休日、通勤時間など、仕事以外の生活への影響も確認します。

家族がいる場合、勤務形態が変わることによる影響などを事前に説明しておき、理解を得る方がスムーズだと思います。

5.条件に合わなければ転職しない

焦って転職先を決める必要はありません。

私も「現在より良いと思える会社がなければ転職しない」という前提で活動を続けました。

冒頭で述べたように、転職を初めて意識してから実際に転職するまでに時間を要しましたので、「自身が望む候補先を見つけるべく、じっくり腰を据えて活動する」というスタンスでも良いと思います。

振り返って分かったこと

私は転職を考え始めた時点では、転職理由も応募先も明確ではありませんでした。

しかし、

  1. 転職エージェントへ相談する
  2. 職務経歴書を作成する
  3. さまざまな求人を見る
  4. 希望条件を比較する
  5. スカウトから市場価値を確認する

という行動を重ねることで、自分のキャリアについて具体的に考えられるようになりました。

この段階では、まだ転職先となる会社には出会っていません。

その後、部署異動や労働組合執行委員長への就任などもあり、転職活動を中断・再開しながら、実際の転職まで約3年4か月かかりました。

ただ、最初の段階で焦って応募先を決めず、自分の経験や希望を一つずつ整理したことは、最終的な転職判断に役立ったと感じています。

今振り返ると、結局は出戻りすることになりましたが、自身の望む経験を積めて、キャリアアップができたと感じています。

まとめ

私が転職活動を始めた流れは次のとおりです。

  1. 長時間労働をきっかけにキャリアを考え直した
  2. 自分の市場価値を確認したいと思った
  3. 転職エージェントへ初めて相談した
  4. 職務経歴書を作成した
  5. 商社・メーカー・コンサル・インフラの求人を比較した
  6. 12項目を使って求人票を確認した
  7. スカウト型転職サイトで市場価値を確認した
  8. 求人を比較しながら転職の軸を明確にした

転職活動を始めたからといって、必ず会社を辞める必要はありません。

職務経歴書を作り、求人を見て、第三者から評価を受けるだけでも、自分のキャリアを客観的に見直す機会になります。

35歳前後で転職を考えている方は、まず「退職するかどうか」を決めるのではなく、自分の経験と選択肢を整理することから始めてみてください。

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