- はじめに
- 転職先との出会いはヘッドハンターからのスカウト
- 希望を理解してくれるヘッドハンターとの出会い
- 紹介された会社を自分でも徹底的に調べた
- 気になる口コミはヘッドハンターにも確認した
- 初回面談の相手は「社長」だった
- 社長面談だからこそ「自分も会社を見る」という意識を持った
- 面談前に懸念事項も伝えた
- 1回目の社長面談で感じたこと
- 2回目は会食を交えた面談
- 転職前に決算書まで確認した
- 取引先についても確認した
- 評価されたのは「商社営業」だけではなかった
- 内定をもらっても、すぐには決められなかった
- 条件交渉で確認したこと
- 最終的に内定を承諾
- 転職活動で一番難しかったのは「決断」だった
- 現職の上司へ退職を伝えた
- 人事とも退職について話した
- 最後は会社の社長にも退職を報告した
- 引継ぎは最後までやり切る
- 2022年4月、別の専門商社へ転職
- 35歳で転職する前に確認しておきたいこと
- 転職は内定を取ることがゴールではない
- そして2年後、私は元の会社へ戻った
- まとめ|3年以上かけて初めて会社を辞めた
はじめに
私は2009年4月に機械系専門商社へ新卒で入社し、法人営業、台湾駐在、大手重工メーカーへの出向などを経験しました。
35歳前後から転職活動を始めましたが、実際に転職するまでには約3年4か月かかりました。
その間、転職活動を中断したり、労働組合執行委員長を経験したり、コンサルティングやM&A業界、更には事業承継まで検討しました。
そうした経験を経て、最終的に私は、
- これまでの経験を活かせること。
- より経営に近い仕事ができること。
- 年収を大きく下げないこと。
- 条件に合わなければ転職しないこと。
という自分なりの「転職の軸」を決めました。
転職の軸を決めるまでの3年以上の過程については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:
「35歳の転職活動が3年以上かかった理由|専門商社マンが転職の軸を決めるまで」
そして転職活動を続ける中で、後に実際の転職先となる専門商社と出会います。
きっかけは、ヘッドハンターから届いたスカウトでした。
そこから、
ヘッドハンターとの面談 → 転職先候補の調査 → 社長との直接面談 → 会食 → 条件交渉 → 内定 → 退職
と進み、2022年4月に別の専門商社へ入社しました。
この記事では、私が最終的な転職先とどのように出会い、何を確認したうえで内定を承諾し、約13年間勤めた会社を退職したのかを、実体験をもとに振り返ります。
この記事で分かること
- 実際の転職先と出会ったきっかけ
- ヘッドハンターとの面談で確認したこと
- 転職先候補について自分で調べたこと
- 社長面談前に確認したこと
- 初回から社長面談だった実体験
- 転職前に決算書まで確認した理由
- 内定後に迷ったこと
- 年収・役職・入社日の条件交渉
- 内定承諾時に感じたこと
- 現職の上司・人事・社長への退職報告
- 秘密保持・競業避止について確認したこと
- 35歳の転職で最後に確認しておきたいこと
転職先との出会いはヘッドハンターからのスカウト
私が最終的に転職することになる専門商社との接点は、ヘッドハンターからのスカウトでした。
それまでにも多くのスカウトを受け取っていました。
商社だけでなく、メーカー、コンサルティング、M&A、インフラ関連など、さまざまな求人を見ていました。
しかし、転職活動を3年以上続けていたこともあり、この頃には「スカウトが届いた」というだけで応募することはありませんでした。
重要なのは、その会社が自分の決めた「転職の軸」と合っているかどうかです。
今回のヘッドハンターからのスカウトには、私の興味を引く内容がありました。
特に、これまで専門商社で培ってきた経験を活かしながら、今までとは違う仕事にも関われる可能性を感じました。
そこで、まずヘッドハンターと話をしてみることにしました。
希望を理解してくれるヘッドハンターとの出会い
ヘッドハンターとの面談では、これまでの経歴だけでなく、
- なぜ転職を考えているのか。
- これからどのような仕事をしたいのか。
- 現在の年収
- 希望する年収
- どのようなポジションを希望しているのか。
- 今までの経験をどう活かしたいのか。
などについて話しました。
この時点で私は、「専門商社であればどこでもよい」とは考えていませんでした。
転職するのであれば、営業として同じ仕事を繰り返すだけではなく、
「これまでの営業経験や海外経験を活かしながら、経営や新規事業により近い仕事にも挑戦したい」
という明確な希望がありました。
ヘッドハンターにも、その点は具体的に伝えました。
私は転職活動を通じて、ヘッドハンターとの相性も重要だと感じています。
求人を紹介するだけではなく、
「この人は、なぜ転職したいのか」
まで理解した上で企業を紹介してくれるかどうか。
最終的に転職先となった企業との出会いでは、そこが大きかったと思います。
紹介された会社を自分でも徹底的に調べた
転職先候補を紹介されたからといって、ヘッドハンターの説明だけで判断したわけではありません。
自分でも会社について調べました。
特に確認したのは、
- 会社の事業内容
- 主な取扱商品
- 主要取引先
- 会社規模
- 業績
- 勤務地
- 求人内容
- 想定される仕事内容
- 社風に関する情報
- 社員・元社員の口コミ
などです。
前の記事でも紹介したように、私は転職活動中、OpenWorkや転職会議などの口コミサイトも利用していました。
口コミの内容を全て事実だとは考えません。
但し、同じ内容が複数の投稿で繰り返されている場合には、
「これは入社前に確認しておいた方がよいのではないか」
という質問事項として整理しました。
気になる口コミはヘッドハンターにも確認した
紹介された企業について調べる中で、気になる口コミもありました。
私はそれを、
「口コミにこう書いてあるから、この会社はやめよう」
と判断するのではなく、ヘッドハンターへ確認しました。
転職口コミサイトには、現職者だけでなく退職者の投稿もあります。
更に、
- 在籍していた時期
- 部署
- 上司
- 雇用形態
- 本人の価値観
によっても受け止め方は変わります。
そのため私は、
「口コミは結論を出す材料ではなく、面談で確認する質問を見つける材料」
として使いました。
実際に入社を検討するのであれば、ネット上の情報だけで判断せず、自分自身で可能な限り確認することが大切だと思います。
初回面談の相手は「社長」だった
その後、企業との面談へ進むことになりました。
通常の転職活動であれば、
人事担当者
↓
部門責任者
↓
役員・社長
という順番を想像するかもしれません。
しかし私の場合、最初から社長との面談でした。
これは私にとっても、それまでの転職活動とは大きく違う点でした。
転職先となった会社は、これまで在籍していた会社より経営者との距離が近い企業でした。
私自身も、
経営に近い立場で働いてみたい。
という希望を持っていました。
その意味では、最初から社長と直接話せること自体が、私の転職の軸と合っていました。
社長面談だからこそ「自分も会社を見る」という意識を持った
転職面接というと、
「企業が応募者を評価する場」
と思いがちです。
もちろん、それは間違いではありません。
しかし転職の場合、応募者側も会社を選ぶ立場です。
特に私の場合、今の会社を辞めなければならない事情があったわけではありません。
条件が合わなければ、そのまま現在の会社に残るつもりでした。
そのため、
「採用してもらえるか」だけではなく、「自分は本当にこの会社へ転職したいのか」
という視点を意識しました。
だからこそ、社長との面談では仕事内容だけでなく、
- 今後どのような会社を目指しているのか。
- 自分に何を期待しているのか。
- 入社した場合、どのような役割を任せたいのか。
- 新しい事業へ挑戦する余地はあるのか。
といったことも確認しました。
面談前に懸念事項も伝えた
私は、懸念している事項について、
「内定をもらってから確認すれば良い」
とは考えませんでした。
転職先について気になっていることがあるのであれば、入社前にできる限り確認する。
その姿勢で面談に臨みました。
求人票、企業ホームページ、口コミ、ヘッドハンターから得た情報をもとに、
「自分が転職を判断する上で確認しておかなければならない事項」
を整理しました。
特に35歳での転職は、新卒入社とは違います。
給与だけでなく、
- 任される仕事
- ポジション
- 評価方法
- 会社の将来性
- 経営方針
- 自分に期待される役割
まで確認した上で、慎重に決断したいと考えていました。
1回目の社長面談で感じたこと
実際に社長と直接話したことで、求人票だけでは分からなかった会社の考え方が見えてきました。
特に印象に残ったのは、自分のこれまでの経験について詳しく質問されたことです。
私は、
- 専門商社での営業
- 大型案件での対応実績
- 台湾駐在
- 大手重工メーカーへの出向
- 海外企業との取引
- 労働組合執行委員長
など、これまで経験してきたことを説明しました。
単に、「何年間営業をしていました」ではなく、
その経験を、この会社でどう使えるのか。
という話をしました。
私自身も、長年専門商社で働いてきた経験をそのまま繰り返すのではなく、それを土台として新しい役割に挑戦したいと考えていました。
お互いの考えを直接話せたことで、
「もう少しこの会社について知りたい」
と思うようになりました。
2回目は会食を交えた面談
最初の社長面談後、更に話をする機会をいただきました。
2回目は、より踏み込んだ内容を話す場になりました。
前回よりも具体的に、
- 入社後に任せたい仕事
- 今後取り組みたい事業
- 私のこれまでの経験をどう活かせるか。
- 会社として抱えている課題
などについて話しました。
通常の採用面接というより、
「この会社で一緒に何ができるか」
を話す場に近かったと記憶しています。
転職前に決算書まで確認した
私が転職先を決めるにあたって確認したものの一つが、会社の決算書です。
上場企業であれば、有価証券報告書や決算説明資料などから財務状況を確認できます。
一方、非上場企業では、同じように詳細な財務情報を入手できるとは限りません。
私は、転職によって長年勤めた会社を辞めることになります。
だからこそ、
本当にこの会社へ転職して大丈夫なのか。
を自分なりに確認したいと考えました。
そこで会社側へお願いし、決算内容について確認する機会をいただきました。
決算書を見せてもらった理由
決算書を確認したからといって、企業の将来を完全に予測できるわけではありません。
それでも、
- 売上
- 利益
- 資産
- 負債
- 自己資本
- 財務状況
などを見ることで、求人票とは違った角度から会社を見ることができます。
私は当時、日商簿記2級を取得していました。
M&A業界への転職を検討した際に勉強した会計知識が、思わぬところで役立ちました。
日本M&Aセンターの選考自体は不採用でしたが、そこで準備したことが別の転職判断に活きたのです。
キャリアでは、
その時は結果に繋がらなかった経験が、後になって役立つことがある。
と改めて感じました。
決算書自体は、売上高の推移や利益、内部留保などの観点から、問題無さそうと判断しました。
取引先についても確認した
専門商社の場合、取引先も会社の重要な資産です。
- どのような顧客と取引しているのか。
- 特定の顧客への依存度が高くないか。
- どのようなメーカーの商品を扱っているのか。
- 今後、新しい事業を伸ばせる余地があるのか。
私自身が入社した場合、
「これまでの取引基盤に、自分の経験や人脈をどう掛け合わせられるのか」
も考えました。
単に現在の会社より条件が良いかどうかではなく、
「自分が入社した後に価値を生み出せる会社なのか」
という観点でも転職先を見ていました。
評価されたのは「商社営業」だけではなかった
面談を重ねる中で、自分が評価されているポイントも見えてきました。
もちろん、専門商社で長く営業を続けてきた経験はその一つです。
しかし、それだけではありませんでした。
例えば、
- 海外駐在経験
- 大手メーカーへの出向
- 大型案件をまとめた経験
- 海外メーカーや顧客との関係構築
- 社内外の関係者を調整する力
- 新しい環境へ適応してきた経験
なども含めて評価していただきました。
転職活動を始めた当時は、
自分には専門商社の営業経験しかない。
と思っていた部分もありました。
しかし、職務経歴を細かく棚卸しすると、
「一つの会社に長く勤めていても、その中には複数の「持ち運べる経験」がある」
ことに気付きました。
内定をもらっても、すぐには決められなかった
面談を経て、最終的に「是非来て欲しい」ということになり、転職の話が具体化しました。
しかし、
内定をもらったから、すぐに転職を決めた。
というわけではありません。
実際にその場面になると、転職活動を始めた頃とは全く違う重さを感じました。
条件だけを比較すればよい話ではありません。
今の会社に残る未来と、転職する未来のどちらを選ぶのか。
を最後にもう一度考えました。
条件交渉で確認したこと
転職する方向へ気持ちが傾いてからも、条件については曖昧にしないようにしました。
特に確認したのが、
- 年収
- 役職・ポジション
- 仕事内容
- 入社日
- その他の雇用条件
です。
年収
私は転職活動を始めた時点から、現在の年収を大きく下げてまで転職する考えはありませんでした。
そのため、現職の年収についても正直に伝え、それを踏まえた条件について相談しました。
転職では年収だけが重要なのではありません。
但し、家族との生活もあります。
仕事内容が魅力的だからという理由だけで、大幅な年収ダウンを受け入れることはしませんでした。
役職・仕事内容
肩書そのものより、
入社した後、本当に希望している仕事ができるのか。
を重視しました。
入社後に期待される役割と、自分がやりたい仕事に大きなズレがあれば、転職しても後悔する可能性があります。
そのため、ポジションだけでなく仕事内容についても確認しました。
入社日
退職する会社には引継ぎがあります。
特に私は既存顧客や進行中の案件を抱えていたため、
「内定をもらったので、すぐ辞めます」
というわけにはいきません。
転職先にも事情を説明し、現職への引継ぎ期間を考慮した入社日の調整を行いました。
最終的に内定を承諾
2022年1月下旬、
- 年収
- ポジション
- 仕事内容
- 入社日
などについてヘッドハンター経由で確認し、納得した上で最終的に内定を承諾しました。
転職活動を始めてから約3年4か月。
ようやく実際に会社を辞める決断をした瞬間でした。
覚悟はしていたつもりでした。
しかし、内定を承諾するとき、手が震えました。
「転職したい」と考えている時と、「本当に会社を辞める」と決める時は、全く違います。
私は新卒から約13年間、同じ会社で働いていました。
台湾駐在も、大手メーカーへの出向も、その会社にいたから経験できました。
仕事で大変なこともありましたが、育ててもらった会社でもあります。
だからこそ、
本当にこの決断でよいのだろうか。
という不安が最後までありました。
転職活動で一番難しかったのは「決断」だった
振り返ると、転職活動で大変だったのは求人を探すことや面接を受けることだけではありません。
私にとって最も難しかったのは、
「最後に自分で決断すること」
でした。
誰かが、
「転職した方が絶対に良い」
と保証してくれるわけではありません。
転職エージェントもヘッドハンターもアドバイスはしてくれます。
家族にも相談できます。
しかし、最後に会社を辞めるのは自分です。
そして、その結果を引き受けるのも自分です。
転職活動を3年以上続けていたからこそ、最後は、
この選択が絶対に正しいかではなく、自分でこの選択を正解にしていこう。
という気持ちで決断しました。
現職の上司へ退職を伝えた
内定を承諾した後は、現在の会社へ退職意思を伝えなければなりません。
異動の発表時期が近づいていたので、早急に伝える必要がありました。
まず直属の上司へ話しました。
長年勤めてきた会社だったため、非常に伝えづらかったことを覚えています。
自分なりに整理した上で、退職意思を伝えました。
この時に意識したのは、
「会社への不満を並べる退職理由にしないこと」
でした。
私の場合、「会社が嫌だから辞める」という転職ではありません。
新しい環境で挑戦したいことがあり、それを理由として転職を決めました。
人事とも退職について話した
上司への報告後、人事部門とも退職について話しました。
そこで、
- 退職日
- 最終出社日
- 有給休暇
- 引継ぎ
- 退職に必要な書類
- 会社から貸与されているもの
- 秘密保持などの確認
を進めました。
転職活動では「内定を取るまで」に意識が向きがちですが、
内定承諾後から退職までにも多くの手続きがあります。
特に同業界への転職の場合、確認しておくべきことがあります。
秘密保持・競業避止も確認した
私は専門商社から別の専門商社への転職でした。
そのため、
- 顧客情報
- 仕入先情報
- 価格情報
- 技術情報
- 社内資料
- 営業上知り得た情報
などの取り扱いには、当然注意が必要です。
会社との間で取り交わしている秘密保持や競業に関する規定も確認しました。
転職によって、それまでの会社で得た情報を自由に使えるようになるわけではありません。
これまでの、「経験やスキル」は自分の財産ですが、会社の「機密情報」は別物です。
同業界へ転職するからこそ、ここの線引きは意識しました。
最後は会社の社長にも退職を報告した
退職手続きを進める中で、当時の会社の社長とも話す機会がありました。
そこで言われた言葉が、今でも印象に残っています。
趣旨としては、
「出向に行くくらいのつもりで頑張ってこい」
というものでした。
私は新卒から長年勤めた会社を辞めます。
それにも関わらず、送り出してもらえたことはありがたく感じました。
そして、この言葉は後から思い返すと不思議なものです。
なぜなら私は転職から約2年後、本当にこの会社へ戻ることになるからです。
この時は、もちろんそんな未来を想像していませんでした。
引継ぎは最後までやり切る
退職することが決まってからは、引継ぎを進めました。
私が意識したのは、
「辞める会社だからといって、仕事を投げ出さないこと」
です。
担当していた顧客や案件について、
- 進捗状況
- 過去の経緯
- 注意すべき事項
- 顧客との関係
- メーカーとの関係
- 今後必要になる対応
などを後任者へ伝えました。
転職後も同じ業界で仕事を続けます。
いつ、どこで、以前の会社の人や取引先と再び仕事をするか分かりません。
実際、私の場合はその2年後に元の会社へ戻ることになりました。
今振り返ると、
「退職するときこそ、その人の仕事に対する姿勢が表れる」
と思います。
2022年4月、別の専門商社へ転職
こうして約13年間勤めた会社を退職し、2022年4月に別の専門商社へ入社しました。
転職活動を始めた頃には、ここまで時間がかかるとは思っていませんでした。
まして、
- コンサルティング業界を検討する。
- 日本M&Aセンターへ応募する。
- 事業承継を検討する。
- 労働組合執行委員長を経験する。
- 最終的に別の専門商社へ転職する。
という流れになるとも思っていませんでした。
しかし、遠回りしたからこそ、
自分は何を捨て、何を残し、次に何を経験したいのか
を考えた上で転職することができました。
35歳で転職する前に確認しておきたいこと
自分自身の経験から、30代で転職先を最終決定する前には、少なくとも次の点を確認しておくことをおすすめします。
1.なぜ現在の会社を辞めるのか
- 一時的な不満だけで判断していないか。
- 異動など、現在の会社で解決できる可能性はないか。
を考えて、解決できる可能性があれば、会社に残ることも考えます。
2.転職で何を実現したいのか
- 年収なのか。
- 仕事内容なのか。
- 役職なのか。
- 働き方なのか。
- 将来のキャリアなのか。
自分の中で優先順位を決めます。
3.年収以外の条件を確認したか
年収だけではなく、
- 就業時間
- 残業
- 休日
- 勤務地
- 転勤
- 福利厚生
- 退職金
- 評価制度
なども含めて判断します。
4.入社後に任される仕事を確認したか
求人票と実際の仕事が同じとは限りません。
「入社したら何を期待されているのか」まで確認しておくことが重要です。
5.会社の経営状態を可能な範囲で確認したか
公開情報、決算情報、業界動向などから、自分なりに調べます。
特に企業規模が大きく変わる転職では、会社名だけで判断しない方がよいと思います。
6.悪い情報も確認したか
口コミなどで気になる点を見つけたら、それだけで会社を否定するのではなく、可能であれば面談などで確認します。
7.今の会社に残った場合とも比較したか
意外と忘れやすいのが、
「転職しない」という選択肢との比較
です。
現在持っている、待遇、人間関係、信用、経験、福利厚生なども含めて比較し、総合的に判断します。
「転職の失敗は大きな失敗」ですので、「転職しない」という判断も全然アリだと思います。
転職は内定を取ることがゴールではない
私は約3年4か月の転職活動を経て、ようやく内定を承諾しました。
しかし、今振り返ると、
内定を取ることが転職活動のゴールではなかった。
と思います。
本当のスタートは入社してからです。
転職先では、それまでとは違う環境、人間関係、仕事の進め方の中で、もう一度ゼロに近いところから信頼を積み上げなければなりません。
私も転職直後は、
まずは「この人なら仕事を任せられる」と思ってもらうこと
を意識しました。
そして転職先では、
- 輸入飲料
- エコ活動
- 広報・PR
- 欧州メーカーとの関係構築
- 欧州展示会出展対応
- 新規事業立上げ
など、それまでとは違う仕事にも携わることになります。
最初のボーナスでは最高評価をいただくこともできました。
しかし、その後のキャリアは更に予想外の方向へ進みます。
そして2年後、私は元の会社へ戻った
2022年4月に転職した私は、その会社で約2年間働きました。
転職したからこそ経験できたことがあります。
一方で、外に出たからこそ初めて分かった、以前の会社の良さもありました。
- 会社の仕組み
- 周囲のサポート
- 福利厚生
- 人間関係
- 長年かけて築いてきた信用
在籍中は当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではなかったと気付きました。
そして2024年4月。
私は一度退職した元の専門商社へ復職しました。
いわゆる出戻り転職です。
新卒入社から約13年。
転職先で約2年。
そして再び元の会社へ。
転職する前には、全く想像していなかったキャリアになりました。
まとめ|3年以上かけて初めて会社を辞めた
私が最終的な転職先と出会ってから、退職するまでの流れは次のとおりです。
- ヘッドハンターからスカウトを受ける。
- ヘッドハンターと面談する。
- 自分でも企業について調べる。
- 口コミなどの懸念事項を整理する。
- 初回から社長と直接面談する。
- 2回目は更に具体的な話をする。
- 決算内容や取引基盤について確認する。
- 自分に期待される役割を確認する。
- 年収・ポジション・入社日などを調整する。
- 内定を承諾する。
- 現職へ退職意思を伝える。
- 秘密保持・競業避止などを確認する。
- 後任者へ引継ぎを行う。
- 2022年4月に新しい専門商社へ入社する。
転職活動を始めてから、ここまで約3年4か月かかりました。
決して効率的な転職活動ではなかったと思います。
しかし、様々な業界や働き方を検討し、自分なりの「転職の軸」を決めた上で、
今の会社より挑戦したいと思える会社が見つかったから転職する。
という決断ができました。
転職では、「どの会社から内定をもらえるか」も大切です。
しかし、それ以上に、
自分がその会社へ本当に行きたいのか。
を考える必要があります。
私の場合、その答えを出すまでに3年以上かかりました。
そして一度転職したことで、最終的には「元の会社へ戻る」という、転職活動を始めた当初には考えもしなかった選択肢にも辿り着きました。
キャリアは必ずしも一直線ではありません。
転職することも、残ることも、そして一度辞めた会社へ戻ることも、自分で選ぶことができます。
大切なのは、周囲から見て綺麗なキャリアを作ることではなく、
「その時々で、自分が納得できる選択をしていくこと」
だと、転職と出戻りの両方を経験した今は思っています。
なぜ転職した会社を辞め、元の会社へ出戻ることを決めたのか。
転職して後悔したこと、外へ出たからこそ分かったことについては、次の記事で詳しく紹介しています。

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