【完全公開】専門商社の海外駐在年収はいくら?手当・手取り・実体験で解説

専門商社マンのリアル

はじめに

今回は、前回の専門商社の年収を完全公開|20代〜30代・海外駐在含むで記載しました、海外駐在時の年収に関し、自身の台湾駐在時(2013~2015年)の経験も交えて、掘り下げて解説していきたいと思います。

「海外駐在になると年収はどれくらい上がるの?」

専門商社で働いていると、一度は気になるテーマだと思います。

本記事では、専門商社で15年以上働く私の実体験をもとに、日本勤務と海外駐在の年収の違いをリアルな数字ベースで解説します。

結論として、海外駐在になると年収は約1.3〜1.5倍まで上がるケースが多く、可処分所得(自由に使えるお金)はそれ以上に増えることも珍しくありません。

これから商社を目指す方や、転職・駐在を検討している方の参考になれば幸いです。

海外駐在すると年収はどれくらい上がる?【結論】

前述の通り、海外駐在になると、日本勤務と比較して年収は

👉 約1.3〜1.5倍程度まで増加します。

私自身の年収推移ベースで見ると、イメージは以下の通りです。

  • 20代:約400万円 〜 760万円 → 駐在時:約520万円 〜 1,140万円
  • 30代:約780万円 〜 1,270万円 → 駐在時:約1,015万円 〜 1,900万円

※実際の数字は、駐在国・役職・家族帯同の有無や、ボーナス・残業代によって変動します。

日本勤務時の年収(前提)

まずベースとなる日本勤務時の年収は以下の通りです。(私の実際の年収ベース)

  • 20代:約400万円 〜 約760万円
  • 30代:約780万円 〜 約1,270万円

この水準に対して、海外駐在では各種手当が上乗せされ、年収が一段階引き上げられる構造になっています。

海外駐在で年収が上がる理由(手当の内訳)

海外駐在では主に以下の手当が支給されます。

配偶者手当

家族帯同の場合、配偶者の海外生活に伴う負担に対し、役職に応じて

👉 約3万円〜7万円/月

が支給されます。

支給にあたっては、外部データを基にした生活費指数および為替レートにて算出した現地通貨にて支給されます。

住宅手当

海外では会社が住居を用意するケースが多く、

👉 住宅費は基本的に会社負担(実質全額補助)

となります。

これは非常に大きく、家賃ベースで考えると年間で100万〜400万円相当の価値になるケースもあります。(国によってかなりバラツキあり)

海外勤務手当(危険手当)

地域に応じて支給される手当で、

👉 約12万円/月

となります。

勤務調整手当

国によっては隔週で週6勤務など勤務環境が厳しいため、

👉 約5万円〜8万円/月

が追加で支給されます。

これらの手当が積み重なることで、結果として、年収が1.3〜1.5倍程度まで増加する構造です。

実際いくら増えるのか?(リアル試算)

実際のイメージとしては、

日本勤務:年収 約900万円 
海外駐在:年収 約1,200万円〜1,350万円 

👉 年間で約300万円〜400万円の増加

となります。

もちろん、役職や駐在国、家族帯同の有無によって上下はありますが、体感としてはこのレンジに収まるケースが多く、

👉 年収そのもの以上に“手元に残るお金”が増える

のが大きな特徴です。

実際、私が台湾に駐在していた際も、日本にいた頃よりも明らかに貯金ペースが速くなり、「数年でまとまった資産を作れる」感覚がありました。

海外駐在の手取り・貯金額はどれくらい?

海外駐在の最大のメリットはここです。

  • 家賃ほぼ無料
  • 固定費が低い
  • 税制メリット(国による)

これにより、日本勤務時と比べて支出が大きく下がります。

例えば日本勤務の場合、

  • 家賃:年間100万円 〜 200万円
  • 生活費:年間150万円 〜 250万円

程度かかっていたものが、

👉 駐在ではこれが大きく圧縮されます。

その結果、

👉 年間で200万円〜400万円程度の貯金が可能

なケースも十分現実的です。

特に住宅費がかからないインパクトは大きく、「収入が増えた以上に資産が増える」感覚がありました。

一言で言うと、

👉 「年収アップ以上に“可処分所得”が増えるのが海外駐在」

で、これが海外駐在の本当のメリットだと思います。

台湾駐在時のリアルな生活とお金の実感

私自身、2013年〜2015年に台湾へ駐在していました。

当時の経験を振り返ると、単純に年収が増えるだけでなく、「お金の使い方」と「貯まり方」が大きく変わったのを実感しています。

まず大きかったのは、住宅費がほぼかからない点です。
会社が住居を用意してくれるため、日本で発生していた家賃負担が実質ゼロになりました。

加えて、当時台湾は日本と比較して外食費や日用品の価格が比較的安く、生活コスト全体を抑えることができました。

その結果、体感としては、

👉「収入が増えた以上にお金が残る」

という状況になっていました。

一方で、仕事面では日本以上に調整業務が多く、文化の違いによる苦労も少なくありませんでした。

例えば、商習慣の違いやスピード感の違いに戸惑うことも多く、「海外で働く難しさ」を実感する場面も多々ありました。

このように、海外駐在は単純に“楽に稼げる”環境ではありませんが、
👉「収入・経験・キャリア」のすべてを底上げできる貴重な機会であることは間違いありません。

台湾駐在中に撮影した台北101の夜景です。
台湾駐在中に撮影した台北101の夜景
台湾駐在中に撮影した九份の景色です。
台湾駐在中に撮影した九份の景色
台湾駐在中に撮影した中正紀念堂正面の写真です。
台湾駐在中に撮影した中正紀念堂正面の写真

海外駐在のデメリット(本音)

もちろん良い点だけではありません。

  • 勤務環境が厳しい(国によっては隔週で週6勤務など)
  • 生活インフラが整っていない場合もある
  • 家族帯同の負担が大きい
  • 治安が良い国ばかりではない

つまり、

👉「決して楽して稼げるわけではない」

というのが実情です。

治安に関しては、私が駐在の直前に、現地の日本人駐在員の家族が大きな事件に巻き込まれるといったことがありました。

最近は日本も物騒ですが、やはり海外なので、こういったリスクも頭に入れておく必要があります。

海外駐在で稼げる人の特徴

私が思うに、海外駐在で成果を出しやすい人は、以下の特徴があります。

  • 環境変化に強い
  • 海外志向がある
  • 語学力またはコミュニケーション力がある

日本との生活から大きく環境が変化しますので、ある程度の適応能力が必要だと思います。
また、私は海外駐在を希望して行きましたが、希望していない中で行くのとでは、成果が違ったものになると思います。

語学は赴任してからの学習でも大丈夫だと思いますが、早く現地の生活に慣れるためにも、現地で必要な語学を事前に学んでおいた方がベターだと思います。

また、現地の方・日本人コミュニティーで上手く関係を築くために、コミュニケーション力もあったほうが良いと思います。

年収を上げたいなら海外駐在はアリか?

結論として、

👉 年収を上げたいのであれば海外駐在は非常に有効な選択肢です。

特に専門商社の場合、

  • 手当が厚い
  • 商流の中核を担える
  • キャリア評価が上がる

といったメリットがあります。

年収をさらに上げたい人へ(転職という選択)

一方で、

  • 駐在のチャンスが回ってこない
  • 年収の伸びに限界を感じる

という場合は、

👉 転職という選択肢も現実的です。

私自身も転職を経験していますが、「情報収集」だけでも視野がかなり広がりますし、自身の「市場価値」を知る機会にもなると思います。

まとめ・さいごに

  • 海外駐在で年収は約1.3〜1.5倍になる
  • 各種手当が大きい
  • 可処分所得はさらに増える
  • ただし楽ではない

👉 総合的に見て、年収を上げる手段としては非常に有効です。

海外駐在の話は別の機会でも触れたいと思いますが、海外の文化に触れたり、日本人コミュニティーでは日本では出会えないような人達と仲良くなることもできます。

また、色々な経験を経て日本に帰ってくると、これまでとは違う物の見方もできるようになっていると思います。

お金では買えない貴重な経験をできるという意味でも、私は人生の経験として、チャンスがあれば海外駐在されることをおススメしたいと思います。

次回は、専門商社のボーナス事情について詳しく記載します。
専門商社のボーナスはいくら?支給額・割合・リアル事情を完全公開

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