はじめに
「専門商社への転職は難しいのだろうか?」
商社は人気業界のひとつで、サイトや求人票を見ると、専門商社は年収が高く、海外駐在のチャンスもある魅力的な業界です。
しかし、
・未経験からでも転職できるのか?
・どんなスキルが求められるのか?
・実際に働いて後悔しないのか?
など、実際に転職で入ることができるのか不安に感じている方も多いと思います。
私自身、専門商社で15年以上働く中で転職を経験し、その後元の専門商社への出戻りも経験しました。
その経験から言えるのは、専門商社への転職は決して不可能ではありませんが、求められるスキルや考え方を理解しておくことが重要だということです。
本記事では、実際に転職と出戻りの両方を経験した立場から、専門商社への転職難易度や成功のポイント、転職して感じたメリット・デメリットをリアルに解説します。
専門商社への転職は難しい?【結論】
結論から言うと、専門商社への転職は決して簡単ではありませんが、不可能でもありません。
特に以下の経験がある方は評価されやすい傾向があります。
✅ 法人営業経験
✅ メーカー勤務経験
✅ 海外営業経験(海外志向)
✅ コミュニケーション能力
✅ 語学力(英語・中国語など)
✅ 特定業界の専門知識
一方で、未経験者であってもポテンシャル採用や業界経験を活かして転職できるケースは十分あります。
私自身も転職・大手重工メーカーへの出向を経験しましたが、企業によって求める人材像は大きく異なると感じました。
なぜ専門商社は人気なのか
専門商社が人気を集める理由はいくつかあります。
✅ 年収水準が比較的高く、年収アップが期待できる
✅ 海外駐在など、海外と関わる機会がある
✅ 幅広い業界知識が身につく
✅ 若いうちから裁量を持てる
✅ キャリアの選択肢が増える
私自身も、国内営業や海外出張・台湾駐在を経験する中で、仕事の幅が大きく広がり、やりがいを感じてきました。
特に、顧客・仕入先(私は機械系専門商社なので、主に機械・設備メーカー)・物流会社など多くの関係者を動かしながら案件を進める経験は、商社ならではの面白さだと思います。
年収や駐在に関する記事は、以下を参照下さい。👇
【年収に関する記事】
専門商社の年収を完全公開|20代〜30代・海外駐在含む
専門商社のボーナスはいくら?支給額・割合・リアル事情を完全公開
【海外駐在に関する記事】
【完全公開】専門商社の海外駐在年収はいくら?手当・手取り・実体験で解説
台湾駐在で人生はどう変わった?専門商社マンの仕事・生活・成長の記録
専門商社への転職で評価される経験
法人営業経験
専門商社では顧客との信頼関係構築が重要です。
顧客との関係構築や価格交渉など、営業の基本スキルがそのまま活かせるため、法人営業経験は高く評価される傾向があります。
私自身も法人営業経験として、電力会社・化学会社・官公庁関連の特殊法人・総合飲料メーカーなど様々な顧客への営業を経験し、大手重工メーカーをはじめたとしたたくさんの仕入先とやりとりをしました。
その中で、信頼関係を構築しつつ、商談をまとめ、利益をあげるといった経験は、特に評価されると思います。
メーカー経験
メーカー経験者は商材知識や業界知識を持っているため、専門商社でも即戦力になりやすいです。
私も転職後の機械系専門商社で、メーカー出身者が、培ってきた知識を活かして活躍している姿を数多く見てきましたし、出戻りした会社でも、メーカー出身者を中途採用し、今までにない視点を持ち込んでくれて、活躍しているのを目の当たりにしています。
調整力
専門商社は単なる営業ではありません。
顧客、仕入先、物流会社、社内関係者など、多くの人と関わりながら仕事を進めます。
私自身、機器・設備を売る営業力以上に、調整力が重要だと感じています。
私の場合、機器・設備を納入するまでに、顧客の希望納期があり、それに間に合わせるために機器・設備メーカーとたくさんの調整を行います。
輸入・輸出の場合は物流会社の力が必要となり、場合によっては納期調整のために、物流会社の倉庫を借りることもあります。
海外支店や国内の支店と連携して顧客・仕入先に対応するケースや、法務・経理など社内の管理部門の力を借りることも多いので、社内関係者との関係性や調整も重要です。
語学力・海外経験
専門商社では海外との取引がある企業も少なくありません。
私自身も台湾駐在を経験し、中国語を学びましたが、語学力そのものよりも異文化理解力や環境適応能力の方が重要だと感じています。
とはいえ、私自身も業務で必要と判断し、TOEICなどの英語学習を行った結果、英語や中国語ができることでチャンスが広がったのは間違いありませんし、世界の様々な国とのやり取りがありますので、その他の言語ができることも、確実にアドバンテージになります。
また、海外経験は優遇され、私の会社でも、前職で駐在していた国に、再び責任者として赴任するケースもあります。
海外経験が無かったり、英語や中国語が完璧でなくても、海外志向があり、他で補える能力があれば、転職できるケースは十分あります。
私が転職を経験して感じたこと
私自身、一度転職を経験しています。
転職活動を通じて感じたのは、
「自分が思っている以上に市場価値は分からない」
ということでした。
転職活動をしなければ、他社がどのような人材を求めているのか、自分の経験がどれくらい評価されるのか分かりませんでした。
例えば、日本M&Aセンターの選考時、転職エージェントからは、「これだけの経験や資格があれば、内定が見えているので、最終選考まで今から対策を準備して欲しい」と言われていた中で実際には、「求めている経験と違う」ということで、書類選考でお祈りされる経験をしました。
日本M&Aセンターの選考時の詳細は、以下に記載しています。
⇒ 35歳専門商社マンが日本M&Aセンターの選考に挑戦!
一方で、転職した前職の専門商社では、これまでの経験をオーナー社長に評価され、スムーズに転職ができました。
専門商社への転職が向いている人
私の経験では、以下のような人は専門商社との相性が良いと思います。
✅ 人と関わることが好き
✅ 変化を楽しめる
✅ 調整役が苦にならない
✅ 海外や異文化に興味がある
✅ 年収を上げたい
詳しくは以下の記事でも解説しています。
⇒ 専門商社に向いている人の特徴7選|15年以上働いて分かった本音
専門商社への転職のデメリット
一方で、専門商社で働くことは、良いことばかりではありません。
・利益へのプレッシャー
・納期トラブル
・日常的な顧客・仕入先などとの板挟み状態
・為替変動
・海外との時差対応
・商社不要論
などは避けられません。
私自身も多くの苦労を経験しました。
良いボーナスを得るためには高いノルマ(利益)をクリアしなければいけませんし、納期トラブルでは、顧客の要求に仕入先が難色を示して板挟みになることはしょっちゅうあります。
海外との取引がある場合は、為替変動は利益に直結しますし、時差対応により、早朝 or 深夜の対応が必要になる場合もあります。
また、モノづくりをしない商社の存在意義は常に問われ、右から左に流すだけの付加価値が無い商社は、淘汰され続けると思います。
転職を成功させ、年収を上げるためのポイント
転職を成功させるためには、
✅ 業界研究をする
✅ 自分の強みを整理する
✅ 転職エージェントを活用する
ことが重要です。
特に専門商社は求人が表に出にくいこともあるため、転職エージェント経由で情報収集する価値は高いと思います。
また、現在の年収やキャリアに不満がある場合は、一度転職市場で自分の価値を確認してみるのもおススメです。
私自身も転職活動を通じて、自分の市場価値やキャリアの可能性を知ることができ、苦労はしましたが、自分が望むキャリアアップの経験ができました。
転職エージェントを通じた情報収集だけでも十分価値があります。
以下のサービスは、無料で利用できます。👇
まとめ・さいごに
専門商社への転職は決して簡単ではありませんが、十分に挑戦する価値があります。
特に、
✅ 法人営業経験
✅ 調整力
✅ コミュニケーション力
✅ 海外志向
がある人は相性が良いと思います。
転職を検討している方は、まずは情報収集から始めてみることをおススメします。
今回の記事が参考になりましたら幸いです。


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