はじめに
海外駐在は、多くの社会人にとって魅力的なキャリアの一つです。
私自身、専門商社勤務の中で台湾駐在を経験しましたが、海外で働くことによって仕事の幅や視野が大きく広がりました。
一方で、
「海外駐在に選ばれる人にはどんな特徴があるの?」
「英語や中国語ができれば駐在できる?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
私の結論としては、語学力だけで海外駐在が決まることはありません。
実際に駐在員として働いた経験や他の駐在員から感じるのは、それまでの国内での仕事への姿勢などや、顧客・仕入先と信頼関係を築ける方が重要だということです。
本記事では、台湾駐在を経験した私が考える、「海外駐在に選ばれる人の特徴」を実体験ベースでお伝えします。
海外駐在に選ばれる人の特徴① 仕事で信頼されている
海外駐在に選ばれる人の共通点として、まず挙げられるのが、社内で信頼されていることです。
海外拠点へ駐在すると、日本の本社から離れた環境で仕事を進めることになります。
現地では上司が常に近くにいるわけではありません。
そのため、「報告」・「連絡」・「相談」を適切に行いながら、自律的に主体性をもって仕事を進められる人が選ばれやすいと感じます。
私自身も海外駐在に選ばれたことを振り返ると、自身の営業成績だけでなく、業務面において、ある程度上司や会社から信頼されていたのではないかと思っています。
海外駐在に選ばれる人の特徴② 語学力がある
語学力だけでは駐在員にはなれませんが、語学力がプラス評価になることは間違いありません。
当時はTOEIC:650点以上を取っている社員があまり多くなかった中、学習した結果、655点を取得したので、会社へ語学・海外に興味があるということはアピールできたと思います。
最近アメリカへ駐在した若手社員も、アメリカとの業務を経験して、アメリカへ駐在してみたいという気持ちが芽生え、TOEIC:880点を取得して、アメリカ駐在を勝ち取りました。
私が台湾へ駐在した当初は、中国語はほとんど話せませんでした。
それでも仕事はできましたが、
- 現地社員との会話
- 顧客・仕入先との交流
- 日常生活(買い物、知り合った台湾人との会話など)
では中国語が役立つ場面が多くありました。
語学力は必須ではありませんが、学ぶ姿勢は重要だと思います。
実際、私は台湾駐在中に台湾師範大学や永漢日語へ通い、中国語を学びました。
台湾駐在・中国語を学ぶ様子は、以下の記事をご参照下さい。👇
⇒ 台湾駐在で人生はどう変わった?専門商社マンの仕事・生活・成長の記録
⇒ 台湾駐在で中国語は必要?台湾師範大学・永漢日語で学んだ私の結論
海外駐在に選ばれる人の特徴③ 海外に興味を持っている
意外かもしれませんが、海外へ行きたいという意思を会社へ伝えることも大切です。
会社によっては、「駐在希望者が少ない」というケースもあります。
逆に、「海外で働いてみたい」・「チャンスがあれば挑戦したい」と普段から上司や人事部に発信している人は、候補になりやすいと感じます。
私も海外案件には積極的に関わるようにしていましたし、毎年の人事部への異動希望には、「海外駐在を希望する」と記載していました。
会社側としても、「全く希望していない人より、興味がある人を優先しよう」という判断になると思います。
海外駐在に選ばれる人の特徴④ 異文化を受け入れられる
海外では日本の常識が通用しない場面も数多くあります。
台湾駐在中も、仕事面や日常生活で文化の違いを経験することがたくさんありました。
異文化を否定するのではなく、「そういう考え方もあるのか」と柔軟に受け入れ理解できる人は、海外勤務に向いていると思います。
そういった形で現地に溶け込むことで、ビジネスが格段にやりやすくなりますし、普段の生活も過ごしやすくなると思います。
海外駐在に選ばれる人の特徴⑤ 人との関係構築が得意
駐在員の仕事で想像以上に重要なのが、人間関係です。
顧客だけでなく、
- 現地社員
- 仕入先
- 代理店
- 物流会社
- 本社
など、多くの関係者と仕事を進める必要があります。
私自身も台湾駐在中は、取引先との会食や工場訪問などを通じて信頼関係を築きました。
海外では語学力以上に、「この人と仕事をしたい」と思ってもらえることが大切だと感じています。
また、日本国内勤務と違い、現地の事情を知らない本社との調整が大変であったり、日本からの出張者のアテンドに追われることもしばしばです。
その他、私は日系企業の駐在員との交流も多く、日本では知り合えないような業種の方とも繋がれました。
海外駐在に選ばれる人の特徴⑥ トラブル対応力がある
海外では予想外のトラブルが発生します。
例えば、
- 納期遅延
- 品質問題
- 通関トラブル
- 契約上の問題
- 代金回収
などです。
日本にいれば上司や他部署へ相談できますが、人員が限られている海外では、まず自分が最前線に立たなければなりません。
そのため、課題が発生した時に逃げずに対応できる責任感が強い人は、駐在員として評価されやすいと思います。
海外駐在に選ばれる人の特徴⑦ 健康管理ができる
意外と見落とされがちですが、健康管理も重要です。
海外では、
- 食生活
- 住環境
- 気候
- 医療環境
が日本とは異なり、慣れない環境で暮らすことになります。
脂っこい食事が多く、太りやすくなったりもします。
駐在員は会社にとって大きな投資なので、体調・健康管理ができる人の方が海外赴任を任せやすいのではないかと思います。
海外駐在に選ばれる人は語学力だけでは決まらない
海外駐在というと、「英語がペラペラな人」をイメージする方も多いでしょう。
しかし実際にはそうとは限りません。
特徴②で記載した通り、もちろん語学力が高い方が有利です。
しかし、それ以上に重要なのは、
- 社内外から信頼されていること
- 責任感をもって主体的に行動できること
- 社内外で人間関係を築けること
だと思います。
私自身も台湾駐在を経験して、様々な人との関わりの中で、語学以上にコミュニケーション力や行動力が大切だと実感しました。
海外駐在を目指す人へのアドバイス
もし海外駐在を目指しているなら、まずは今の仕事で信頼されることをおススメします。
その上で、
- 語学学習
- 海外案件への積極参加
- 駐在希望のアピール
を行うことでチャンスは広がります。
私自身も、駐在が決まる前から海外案件に関わる機会を積極的に求め、駐在希望のアピールをしていました。
海外駐在は、「語学が優れている」・「営業成績が優秀」など、特別な人だけが経験できるものではありません。
仕事・生活面での日々の積み重ねが大きなチャンスにつながると思います。
まとめ・さいごに
海外駐在に選ばれる人には共通点があります。
① 仕事で信頼されている
② 語学力がある
③ 海外に興味を持っている
④ 異文化を受け入れられる
⑤ 人との関係構築が得意
⑥ トラブル対応力がある
⑦ 健康管理ができる
私自身、台湾駐在を経験して感じたのは、語学力以上に人間力が重要だということです。
これから海外駐在を目指す方は、まず今の職場で信頼される存在になることを意識してみてください。
その積み重ねが信頼を勝ち取り、将来の海外駐在につながるはずです。


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